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up date 2010.01.01
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【ロンドン通信 第25号】


伊藤愛・いとうちか(1999年服飾デザイン科卒業)


いとうちかのロンドン通信 Final Collection Project

もみの木
東ロンドンに現れたクリスマスツリーは本物のもみの木
皆さんいかがお過ごしでしょうか。今年のロンドンの冬は去年に比べてずっと冷え込んでいます。

わたしは六ヶ月のインターンを終え、大学に戻りました。今年はわたしの学部卒業年です。
卒業年にはいままでの集大成とも言える、Final Collection Projectがあります。学生個人が最低6体の作品を発表します。一人6体というと大体アイテムにして20着くらいです。
今期タームではその基本となるProject Proposal すなわち作品テーマについての説明論文の提出がありました。それをパスすると、早速リサーチの開始です。関係資料となる写真や素材を集めてインスピレーションの源を探し出します。服のデティールとなるモチーフをさがしたり、あたらしいシルエットをトワルで組んだりします。
この時期になると担任チューターが学生個人をひとりひとり見るので大変そうです。
学生も待ち時間必須で教室に入り、自分の番を今かいまかと待ちます。
今期最後の週にはいくつかのトワルを完成させ、モデルに着用してもらい中間審査を受けました。

)トワル:完成イメージを検証するために未晒しのシーチング生地でつくった仮縫いの洋服)

これからは生地探しが大変です。
ロンドンでの生地屋さんは限られていて上質の生地は値が張ります。特に合成繊維などの新素材はアジア圏での開発が盛んで、ロンドンでは輸入品となるので割高になります。その反面、繊細な色味が美しいヨーロッパ産の生地に出会えることもあります。ですから、サンプルの生地(午前中の生地屋さんに行くと生地のスワッチ、切れ端サンプルをもらうことができる)を何度も生地屋さんに通って集め、自分のデザイン画に当てはめ素材を決めていきました。そしてそのサンプルに近い生地を一度、日本で探すことにしました。

今、わたしは日本に一時帰国しています。そして日暮里の繊維街に通っています。やはり日暮里は種類が豊富で生地も安いです。また生地や裁縫のデパートがある日本はあらためて便利だなーと実感しました。生地や付属品を買って段ボール2箱くらいにもなりましたが、これをロンドンに送っても、だいぶ出費は抑えられたのではないでしょうか。しかし、大学の卒業制作にとてつもない費用をかける学生の話もよく聞きます。わたしもこれからモデルの靴や卒業ポートフォリオなどにと出費がかさみそうです。

めまぐるしく過ぎて行く最終学年です。最後となる発表の場にむけて悔いのないように作品つくりに向かいたいと思います。
 
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