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up date 2004.12.01

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【ロンドン通信 第7号】


□ 小林ますみ(1998年専攻科情報デザイン修了)



こばますのロンドン通信
ある日の制作風景(グループワーク)
ある日の制作風景(グループワーク)
ある日の制作風景(グループワーク)
撮影待ち
撮影待ち
プレゼンテーション準備
プレゼンテーション準備
プレゼンテーション準備
スタジオの裏で談話
スタジオの裏で談話
こんにちは、月日のたつのは早いもので、ロンドンでの学生生活も2ヶ月半が過ぎました。今回は大学の様子を少しご報告します。

私が通っているのはロンドンにある美術大学のファンデーションコース。イギリスの教育システムは日本とだいぶ違うのですが、ファンデーションコースというのは日本の学部課程にあたるBAコース(通常3年)に向けての1年間の準備コースといった感じです。ここではまずはじめにファインアートを勉強したい学生も、デザインやコミュニケーションを勉強したい学生も一緒にプロジェクトを行います。1年が3つのステージに分かれていてステージ2以降それぞれの専攻に分かれます。

今回は先日終了したばかりのステージ1について。学生はまず35人前後のグループに分けられ月、火、水の週3回がスタジオベースの授業、約2週間かけて一つのプロジェクトを行います。月曜日はレクチャー、水曜日は留学生向けの英語強化クラスもあって終わるのは午後7時半くらい。結構長い一日です。後半からは選択工房の授業が木曜日に入り、私は『プリントメイキング』を選択しました、他にも写真やコンピュータ、3Dなどの選択肢があります。そして金曜日はギャラリー訪問、まとまって行くこともあれば、チケットを渡されて個人で行くこともあります。だいたいこれが1週間のスケジュールです。月、火、水の授業はそれぞれ違うチューターが担当していて基本的にこの3人が担任です。定期的にあるチュートリアルという個人面談のようなものもこの中の一人とすることになります。ステージ1では自由度の高いプロジェクトが多く、いくらでも自分のやりたい方向にもっていくことが可能です、なので出来上がってくる作品も一つのプロジェクトに対してペインティング、立体、写真、映像、インスタレーション、ミクストメディアと様々です。学生はプロジェクトを通して自分のスペシャリズムを見つけていきます。左の写真は上の3枚が第1プロジェクト(グループワーク)のものです。授業初日からグループディスカッションがあったのですが、お昼休みには和やかに進んでいた会話がディスカッションに入ったとたん何がなんだかさっぱりわからなくなってしまい、『この先私はここでやっていけるのだろうか‥‥』なんて思いながら発言もできず目の泳いできた私に対してグループのメンバーがやさしく課題の説明をしてくれました。ほんとにいいメンバーにめぐまれました。この課題は最終的に”身につけられるもの”を各自つくり、それを身につけ発表と親睦をかねたパーティーがありました。次の2枚は第2プロジェクトのもので簡単に説明するとリサーチしたものをMAP化する、というプロジェクトです。”MAP”と言っても日本語の”地図”という意味だけでなくもっと広い意味で使われています。私は2週間の間に自分がものを食べたり飲んだりした時間と、それを体の外に出した時間を記録し、それらの断片とともに作品にしました。2枚目に写っているのは食べたり飲んだりしたもののimprintです。

さて、心配していた英語ですが、クラスメイトや先生との日常的なコミュニケーションはそんなに問題ないのですが、プロジェクトや作品の話になるとやはり理解率が30%〜70%くらいとその時々で大きく差ができてしまいます。ボキャブラリーを増やし、できるだけ正確に意思の疎通ができるようにするのが今後の課題です。そして一番厄介なエッセイ(小論文)の課題の締め切りがとうとう10日後に迫ってきました、日本語でさえ、ほとんど書いたことのないエッセイ、無事提出して年末を迎えることができるのでしょうか... 、不安です。
 
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