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一週間ほど前からフラットにも暖房(セントラルヒーティング)が入りはじめ街を歩く人の服装も秋らしくなってきました。今回も私がロンドン通信を書いているということは、、、無事にMAへ入学することが出来たのです。ただし今回は本当に直前まで入学が確定せずはらはらしました。結局公式のIELTSでは入学条件となっている英語のスコアに到達できず大学が設けている英語の夏期講習を受けてなんとか入ることができたのですが中には1年間入学保留になってしまった人もいました。
昨年度に引き続き同じ大学に通うことになったのですが今年度はめずらしく私の通うコース(Full timeのMA Printmaking)に日本人が私しかいません。ちなみに昨年度はこのコースに日本人は3人。チューターは「地下鉄のテロのせいかな?」と言っていましたがどうなんでしょう、FDやBAではアジアからの留学生の大半はいまだ日本人のようです。クラスは全部で10人、日本、タイ、ポルトガル、イタリア、オーストラリアからそれぞれ1人ずつ、アメリカから2人、イギリス人は3人です。このなかで一番プリントメイキングの知識と経験が少なくて英語がつたないのが私。でもクラスメイトがほんとに親切にしてくれるのでとっても助かっています。MA
printmakingにはPart timeもあり、この学生達は2年かけてMAコースを修了します。Part timeの学生は1、2年生合わせて15人くらい、仕事をしながら週2日ほど大学に通う人が多いみたいです、なので全体的に年齢はちょっと高め。
大学が始まって約3週間が経ちました、私達Full timeの学生は月〜木曜日まで工房を使うことが出来ます、Part timeの学生は水、木曜日、BAの学生は金曜日とそれぞれ工房を使用できる日が決まっています。この大学の工房はなかなか設備が整っていてエッチング、リトグラフ、シルクスクリーン、木版等々ほぼ全般の版画に対応しています。刷り台やプレス機も大きく、大型の作品を作ることも可能です。他にも共通の工房として活版工房もあります。先週から今週にかけてリソグラフ、フォトエッチング、シルクスクリーンのインダクションを受けました。同じ技法でも人や国によってやり方が少しずつ違うらしくそのあたりは最終的に自分にあった方法を選んで制作すればいいようです。来週以降暗室と活版印刷のインダクションがあります。工房にはテクニシャンが数人いてそれぞれ得意分野があり相談できるようになっています。
MAでは特に決まったカリキュラムはありません。必修のレクチャーやエッセイ、Group crit(学生のプレゼンテーションに対して学生、チューターがお互いに意見を交換し合う。日本での講評会よりもっとインタラクティブな感じです。)中間審査等はありますが基本的に各自が計画を立てて制作と研究を進めて行きます。「こんなんじゃ私どんどんlazy(なまけもの)になっちゃう〜。」とある学生が言っていましたがそうならないためにも(?)Study
Proposalという1年を通しての計画書のようなものを提出します。願書を提出する際にこのStudy Proposalも提出しているのですが今回は1500字程度のもう少し詳しいものを提出することになります。きのう一回目のチュートリアルがありこれまでに作って来た作品、今興味のあること、この一年を通して何をしたいか等をチューターと話し合ったのですが「まだやりたいことが漠然としているみたいだから、もう少し整理して2週間後にStudy
ProposalのDraft(草案)を提出してね。」「そ、それはどのくらいの長さのですか?」「うーん、1000文字くらい。」って、草案でもう3分の2の文字量。それも2週間。「大丈夫、大丈夫、もちろん協力してあげるから。」とは言われたものの書くのは私。やっと英語のテストが終わったと思いきや、まだまだ辞書の手放せない日々が続きそうです。
前回のロンドン通信の最後に少し書きましたが作品はその後無事売ることが出来ました。ちょっと安かったかな〜という気もしますが(笑)、喜んでもらえたのでうれしいです。でもクラスメイトの一人に自分の作品を売って学費を準備したという話を聞いてアーティストとして生計を立てて行くことについて少し考えさせられてしまいました。1年を通してここで学ぶことはたくさんありそうです。 |