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バワリーストリートから観た
美術館外観
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テラスからの眺め、新しい建築物の派手さが目をひきます
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カーテンの柄がビルに繊細な雰囲気を加えて
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バワリーストリート周辺、
これからの変化に注目です
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パーティ会場や各種イベントにも対応するスカイルーム
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昨年12月に新しいNew Museumがオープンしました。
新しいNew Museum、という言葉は変に聞こえるかもしれませんが、元々1977年にソーホーに開館したNY初の現代アート専門の美術館がNew
Museum。それが移転しての再オープンです。
移った先はダウンタウンのバワリー通り。ここはソーホーやチャイナタウンなどの繁華街がすぐそばだというのに、これまでぽっかり抜けたように発展していない地域でした。業務用調理器具や照明器具の専門店が並びホームレスがたむろしていた寂れ具合は、NY歴の浅い私でさえ記憶にあるところ。ところが5年程前からこの美術館の構想が始まり、あれよあれよという間に高級コンドミニアムやスーパーマーケット
やお洒落なレストランが増え始め、高級感あるバワリー・ホテルがオープンし、、、街には変化の高揚感が興っていました。
金沢21世紀現代美術館などを手がけた日本の建築家ユニットSANAAが担当した建築は、建設が進むにつれ養生シートの向こう側にちょっと不思議な骨組みが見え隠れしたりし、どんな建物がこの地域に出来るのだろう、どんな美術館なのだろう、と人々の話題をさらっていました。
出来上がった建物は箱を積み上げたような形で、ただ真っすぐでのっぺらぼうでない動きが、このごちゃごちゃとした地域にマッチしています。ガラスにメッシュがかかったような壁面は夜になると明かりがもれてキラキラと輝いています。新しいバワリー光景の誕生です。
しかし中に入るとギャラリーには窓もなく自然光もほとんど入らず、非常にシンプルなホワイトキューブ。これが展示空間として効果的なのか否かは、これからの展覧会で見えてくる事でしょう。
現在開催中のこけら落とし展覧会は『Unmonumental(アンモニュメンタル)』。最近、日常で使われるものをそのまま作品材料にして再構築するというアプローチの作品がNYのギャラリー等でも多く観られるのですが、まさに現在のその集合体ともいえる展覧会です。展覧会全体がガラクタの集積に観えてしまうというのは否めませんが、個別に観ると一作品づつの面白さがあります。個人的にはAleaxandra
BirckenとElliot Hundleyの作品が気になりました。
5階にはMuseum as Hubという教育コーナーがあり、インターネットで世界の4つの美術館と連動した展示をしたりしています。ガラス採光のリファレンスルームは気持ちよく、長居してしまいそうでした。
最上階は現在は週末だけ開放されているスカイルームがあり、テラスにも出られます。変わりゆくバワリーをこの建物から眺めるのは不思議な気持ちでした。来るたびに新しい建物を発見しそうです。このスカイルームのカーテンや、1階のカフェのトレー、照明、椅子、
そしてトイレのタイルなどなど、細かなディテールのデザインにSANAAらしいセンスが感じられます。
このバワリー周辺は広義にロウワー・イースト・サイド、通称LESと呼ばれますが、チェルシーがますます大規模にフォーマルにな
り、アーティストが多く住むブルックリンは雑然とし過ぎている感のある今、この地域が新しいアートタウンになっていくのかもしれません。
これまでもこの周辺には個性的な面白いギャラリーが点在していました。規模が小さい分、個々のカラーを持ちつつ活発な動きのあるギャラリーがどんどんオープンし、大手ギャラリーの2号店も進出し始めています。この変化はこれからも注目でしょう。
New Museum
http://www.newmuseum.org/
Museum as Hub
http://www.museumashub.org/
こうしてNYの街の変化や、アートの様子をお伝えし始めてからあっという間に5年が経ちました。文化庁芸術家在外研修員としてNYに渡ってから間もなく始めさせて頂いたこの通信は、いわば私のNY生活のダイアリーのようなものになりました。私自身はこれからもNYとの繋がりを持っていくつもりですが、私のNY通信は今回で終了させて頂きたいと思います。この機会を与えて下さった女子美同窓会HPのみなさま、そして何よりもこの稚拙なレポートを読んで下さった全ての方にに深く御礼申し上げます。
流麻二果website
http://www.manikanagare.com
産経新聞iza!専門家ブログ『流麻二果は本名です。』
http://manika.iza.ne.jp/blog/
※流麻二果さんが2月15日まで女子美ガレリアニケで開催中のグループ展「ソレカラ」に出品しています。
詳細はこちら>>>
※今回で流麻二果さんのニューヨーク通信ご担当は最終回となります。
ニュ−ヨーク通信第1回から第20号まで、5年間に渡り毎回毎回興味深いレポートを送っていただきました。グローバルに活躍している流れさんのこれからの活躍は別のページでお伝えしていきたいと思います。
流麻二果さん、長い間有り難うございました。 |