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up date 2004.05.06

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【ニューヨーク通信 第5号】


□ 流麻二果・ナガレマニカ(1997年芸術学部絵画科洋画専攻卒業)


2002年から文化庁在外研修員としてNYに派遣されていましたが、昨年末でその期間が終了し一旦帰国しました。そして更にこの度、ポーラ美術振興財団の在外研修員に選ばれ、この夏からまたNYでの生活が始まります。

NYと日本で制作する私にとって、画材や材料の調達は重大問題です。それは必ずしも両方の地に同じものがあるとは限らないから。いや、まず同じ物は無いと考えていいでしょう。
これからNYに旅される方は、画材店などをのぞいてみるのも新しい発見があって面白いかもしれません。
今回はそんなお店の数々をご紹介します。

 
 


    pearl paint

canal streetの素材店

canal streetの素材店
NYで一番の画材店と言えば、おそらく誰に聞いてもPearl Paint。
チャイナタウンの真ん中に位置する赤いビル全部が画材店です。最近、裏通りにクラフト材料の別館も出来ました。その並びには額の別館もあります。
私がよく行くのは絵画材料のフロア。沢山のメーカーの絵の具が並んでいますが、アメリカ製の絵の具は安て量が多くて、、、色味が雑だったりするので私は結局ヨーロッパ物を買ってしまいます。アクリル絵の具はペンキのような缶で売られているものも多く、ぶちまけてアブストラクトペインティングには良いだろうけれど、、、という量です。
道具が日本の物とはちょっとずつ違ったりするので、レジに並んでいる間に目について思わず買ってしまったり。
http://www.pearlpaint.com/

Utrechtで売られているオリジナル絵の具は更に安くて量が多い!
何故かテンペラという名で売られている液体絵の具は、本当にただの液体の絵の具です。お間違えなく。
http://www.utrechtart.com/

これらの有名画材店を探し回っても、何もかもそろうという訳ではありません。
路地の小さな小売店や、ビルの中の一室にひっそりと専門家向けの店が存在する事を友達の口コミや、フランクステラのお使いで知りました。探していたものが見つかった時の喜びは大きいですが、こういうお店は結構敷居が高くて気分の良い買物が出来ない時もあります。

Pearl PaintのあるCanal streetを挟んだ向かいには、いくつかの素材屋があります。
プラスチック屋、金属屋、ゴム屋。東急ハンズ素材コーナーが個々に店を構えている感じです。それ以上に、何に使うのか分からない専門的なものがゴロゴロしていて、見てまわるだけでも楽しいです。インスタレーション作家出没率高し。

マンハッタン西39丁目あたりの通称ガーメント・ディストリクトはファッション関係の企業や工場が密集している地域で、通りのほとんどの路面店が生地屋です。
ドレスやステージ衣装に使えそうなありとあらゆるド派手な生地が売られています。どの店も店内にはどーんと無造作に生地ロールが並んでいて、色やスパンコールやファーの洪水を物色するのもいいかもしれません。ロールの隙間にネズミが走ったりしますが、NYではめずらしくないのでお気になさらずに。

他の人にとっては何に使うのかさっぱり分からないものでも、作品を創る人間にとっては、それが立体の一部となったりインスピレーションの元となったり、意外と使える事が多いはず。NYの路上露店やフリーマーケットには何だこれ商品がめじろおしです。旅の途中、面白いものに出合えるかも知れませんね。


 
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