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up date 2004.11.02

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【ニューヨーク通信 第7号】


□ 流麻二果・ナガレマニカ(1997年芸術学部絵画科洋画専攻卒業)


今回は新しい私のスタジオをご紹介します。アーティストでにぎわうウィリアムズバーグです。
 

スタジオ
スタジオ
Williamsburgにある私のスタジオです。個展前だったので4号サイズの別角度シリーズを制作していました。スタジオ備品は安い物を探し歩いた り、人から譲りうけたり、道でゴミ置き場から掘り出し物を見つけたり。
街にも作品
街にも作品が溢れます。
ウィリアムズバーグの住人達
夜な夜な起こるパーティ。
ウィリアムズバーグの住人達。
NYはこの十年二十年で劇的に治安が改善されたと言われます。私が初めて訪れた十年前はまだマンハッタン内でも危険とされている地区が沢山ありました。
ところが今やそこにお洒落なレストランや新しい店が軒を連ねています。狭いマンハッタンで新しいエリアを開拓するには、治安の悪く安価な土地に進出するしかなく、今ではマンハッタン内で昔ながらの雰囲気を残す場所を見つける方が難儀です。広く、安く借りられるスタジオを必要とするアーティストは昔から どこかしこに自然に集まり制作しています。広くて美しい空間を求めるギャラリーも工場や倉庫跡から生まれ変わります。アートの街として有名になったソー ホー、チェルシーもいずれも元は閑散としていた地帯にギャラリーやアトリエが増えていき今の街が築かれました。しかしその地域が一般的になるとあっという間に賃料は高騰し、大半のアーティスト達はスタジオを維持出来なくなってしまうのです。現在もマンハッタン内ではチャイナタウンの一部やハーレムにア ーティストが多く住んでいますが、その大多数はブルックリンに移っています。中でもアートの街といえるのがウィリアムズバーグです。

ブルックリンといってもマンハッタンから橋を渡ればすぐ、地下鉄Lラインの一つ目がベッドフォードアベニュー駅、ウィリアムズバーグの中心街です。ここもかつては大変危険だったそうですが、今はギャラリーにカフェにクラブ、洋服屋など様々な店が並び、さながら原宿キャットストリートといった感じでしょうか。平日マンハッタンで働く人達がやってくるせいか、展示も店も週末だけやっている事が多いのも特徴です。またギャラリーでも夜まで開いているところ が多いため、週末は深夜でも沢山の若者がうろうろしています。パーティが多い日などはド派手超個性的な格好の人も多く見かけます。

目ぬき通りは既に家賃が上がっている為アーティストのスタジオはあまりありませんが、ここから東西南北2駅分くらいのエリアにスタジオが点在しています。有名な作家は一つの工場跡をまるまるスタジオに使っていたりもしますが、だいたいは大きな建物をアーティスト本人達が工事して壁やドアを取り付け、 いくつかの個スペースに分けてシェアしています。管理人的役割の人がいて奇麗に整備されているところもあれば、仕切りの板を衝立てただけのところも。こういう形態のスタジオは元々工場や倉庫で、居住用の建物で無いため、住むと法律違反になります。あるいは普通の部屋を借りて、その一室をスタジオにしているアーティストも多くいます。アメリカ=巨大なスタジオというイメージがあるようですが、家賃高いNYではそんなに大きな空間は持てないのが実際です。

かくいう私もスタテン島のレジデンスを出てから、この地域のスタジオに移りました。20人位のアーティストで区切られているうちの一つです。ちゃんとドアもあり照明もスタジオ用に整備されていて、とても使いやすい空間です。同じビル内、はたまた近所のアーティスト達との交流もウィリアムズバーグの楽しみの一つといえますね。一斉に近郊のスタジオを公開するオープンスタジオというイベント(皆大掃除してスタジオをギャラリーの様に展示したり、パーティを開いたり)も時々行われていてNYのアーティストの仕事が見られます。

Access: 地下鉄L線 Bedford Avenue駅

 
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