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作品のバランスが美しい
吹き抜けのロビー階
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スカルプチャーガーデンも
改装されました
右手がレストランModern
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アメリカ近代美術のコーナー
ロスコにポロック
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コンクリート玉
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美術館展示に対する問題提議でもある
床に転がった大量の彫刻
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例年に比べ過ごしやすい冬を迎えているNY。
この秋冬一番の話題といえば何といってもMOMAのリニューアルオープンです。
2000年から改装の為にクイーンズに移っていたMOMAが開館75周年の去年、2004年にリニューアルオープンしました。正式なオープンは11月の
20日で、その10日程前からプレスへの公開が始まり、アーティスト、建築家、寄付者、MOMA会員等のいくつもの対象者によって分けられたオープニングが連日連夜行われました。各オープニングそれぞれに、出される飲み物から会場のフラワーアレンジメント、案内状に至るまで違ったスタイルの演出が施されていました。公開前はすべてが秘密だったので、公開直後から一般公開までに観た人達の噂が飛び交って、その数日間はMOMAの話題でもちきりでした。
私は11日のプレスのオープニングに行ってひと足先に中を観る事が出来ました。
建築は東京国立博物館法隆寺宝物館や葛西臨海公園の建築で知られる谷口吉生さん。以前の倍近い地上6階の展示スペースと地下2階分のホールで構成されて
います。近年、建築が展示作品に勝ってしまうような個性的な美術館建築が世界で見られていますが、このMOMAは非常にすっきりとして主張しすぎない展示空間と、障子ごしに見られるような日本の柔らかい明かりの捉え方を感じさせるロビーなどが気持ちよい調和で成立していて、たいへん美しい美術館となっています。谷口さんのこれまでの美術館設計が見られる企画展Nine
Museumsが1/31まで開催されました。
新しく写真とビデオアートの展示室が増設され、コンテンポラリーも天井の高い大きい部屋となりました。開館を飾る作品も、近現代美術の流れをきちんと系統立てて捉えていくという試みがあったそうで、ロビー階がそれを物語るかのようにモネからジャスパージョーンズ、そして現代まで。といった感じでどの階も全館盛りだくさんの内容です。
ところが入館料がこれまでの12ドルから一気に20ドルに値上がりしました。この内容を考えれば決して高くは無いと思いますが、NYの相場からいうと高いため現在も賛否両論です。オープン前後は20ドル札のサンドイッチマンが値上げ反対のビラを配っていました。ただし金曜日の夕方はTargetというスーパーマーケットチェーンがスポンサーになっていて無料となります。
遅れていますが今後はレストランModernもスカルプチャーガーデンに面した敷地内にオープンします。人気シェフのフレンチアメリカンだそうで、これもまた話題になっています。
他インフォメーションは:
http://www.moma.org/
さて番外編。
昨年暮れにカリフォルニアに行ってきました。
東のNYとは全く違う乾燥した穏やかな気候の中、久しぶりのTシャツ姿でいくつかの美術館やギャラリーを回りました。
中でも印象的だったのはSanta Barbara Museum of Artで観たDavid IrelandのThe Way
Things Are。日本ではあまり知られていませんが、西海岸では有名なコンセプチュアルアーティストの初めての本格的な回顧展です。
実は私は彼の作品に触れた事があります。
彼が何時間もコンクリートの固まりを自分の両手で投げ続ける事によって、自然に出来る球形のコンクリート玉。彼の代表作です。この展覧会でも沢山の玉が発表されていました。その玉を知人が所有していて、直に接していたのです。ですから偶然にも彼の回顧展に出会い、全作品を観られて感動しました。
物質が物質のままである事、それが美術と成りうる事を様々な方法で体現していく作品の数々は一つ一つに見応えがあります。
http://www.sbmuseart.org/
そしてNYとは少し違ったスタイルの現在進行形の美術があるLA。
ギャラリーも沢山ありますが、最近盛り上がっていると何人かの友人から聞いたのがBergamot Stationというギャラリーコンプレックス。元は路面電車の駅舎だったという建物を改装して30くらいの比較的新しいギャラリーが並んでいます。それぞれのギャラリーが絵画からインスタレーションなど色々な作品を発表していて大変見応えがありました。何より集結しているので歩き回らずに時々日向ぼっこしたりしながら楽しめる空気が、NYとは全く違っていて、こういう空気の違いが作家に作品に影響するのだろうなと実感しました。私は、、、カリフォルニアに居たら気候が良すぎて制作どころではなくなってしまいそうです。 |