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up date 2007.09.18

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【パリ通信 第26号】

新津亜土華 さん(1998年芸術学科卒業)

世界中に友達が出来る日々

Monumenta キーファー大個展
Monumenta キーファー大個展
熱心に作品を鑑賞する姿に感動
熱心に作品を鑑賞する姿に感動
熱心に作品を鑑賞する姿に感動
Exposition Collectiveにて
Exposition Collectiveにて
ガリエラ美術館
ガリエラ美術館
ガリエラ美術館のシークレットパーティ
ガリエラ美術館のシークレットパーティ
イスラエルのアーティストの映像作品
イスラエルのアーティストの映像作品
友達のアトリエで
友達のアトリエで
歴史的な建物が並ぶ美しい町を歩き、行き交う人々の顔を見ているだけでも多いに刺激を受けるというのに、さらに数多くのイベントや展覧会が行われているパリ。毎日、忙しく楽しく出かけています。

これまで感動した展覧会は、数知れず。特筆すべきは、ポンピドゥーセンターでのパリという都市をテーマに世界中からの作品を集めた現代美術の企画展『パリの空気』、ボザールの教授でクリスチャン・ボルタンスキーの奥さんでもある女性アーティスト『アネット・メッサジエ展』、グランパレにおけるMonumentaという企画の第一弾『アンセルム・キーファー大個展』、音楽博物館でのミュージシャンでアーティストの『クリスチャン・マークレー展』、すべての美術館が無料で夜遅くまで開いている日に行われたロダン美術館でのビル・ビオラ『Messenger』。野外上映などなど、あげだしたらきりがありません。どの展示も大規模なもので、キュレーション、クオリティ、そしてボリュームがすごい。なにより、こどもからお年寄りまでみな真剣に鑑賞している姿にも感動です。

シテのアトリエから歩いていくことができるピカソ美術館周辺には、MarianGoodmanYVON LAMBERTThaddaeus Ropacなど現代美術の大御所ギャラリーが数多くあり、パリの、そして世界のアートシーンでなにが起きているのかを知るために、ヴェルニサージュ(オープニング)巡りをするのはかかせません。うれしいおまけとして、時折シャンパンやワインを飲む事もできます!コレクターやバイヤーらしき人が集まり、何度か足を運ぶとそれは同じ顔ぶれで、コミュニティがあるんだな、と発見しました。

6月、40カ国100名からなるシテ滞在アーティストのグループショー『Exposition Collective 2007』に参加したことで、パリのアート関係者とも知り合うことができました。彼らは、パリやロンドンの雑誌に記事を書く仕事をしているので、最先端イベントにさっそうと駆けつけ、わたしのケイタイに「いまパーティをやってるから来い!」と誘ってくれます。
なかでもロンドンの雑誌のためにインタビューをしたという美術ジャーナリストのアンナに特別に入れてもらった、ガリエラ美術館(衣装美術館/パレドトーキョーのすぐ近く)で行われたアートとファッションを融合させたデザイナー『ジャンシャルル・ド・カステルバジャック展』のシークレットパーティはすごかったです。
その日は、夏至を祝う音楽祭の日で、パリのあちこちで音楽イベントが夜通し行われていて、中に入ると、DJとおしゃれなひとがいっぱい!Schweppesとというドリンクのボトルのデザインをしたというフランス人デザイナーいわく、パリに4年いて最高のパーティとのことでした。

世界中から集まるシテのアーティストたちとの交流もまた楽しく刺激的で、自分の作品を信じて自由に制作している彼らの姿に勇気をもらっています。コンセプトについて話しながらイスラエルのアーティスト、ジョジアンナのインスタレーションのためのDVDのビデオ編集を手伝ったり、自分の国や相手の国の文化、そして各々の作品について語ったり、「アーティストとして生きるには」なんていう話をしたり、情報を交換したり、滞在を終えて帰国するアーティスト達のさよならパーティをしたり。
毎日のように誘われるので、一日の予定を決めるのが難しいくらい。

みな「いつか日本にいくのが夢」といいます。日本はここから遠いのだな、と感じるとともに、こんなにも日本の文化が愛されていることに感動しています。

11月末には、シテのギャラリーで個展を計画しており、カザフスタンのアーティストが帰国する際にくれた、6m×180cmのキャンバスロールに絵を描き始めています。
インスタレーションも構想中。こうしたパリでの滞在で新しい感覚を得て、どんな作品ができあがってくるのか楽しみです。すばらしい毎日に感謝しつつ、毎日元気にがんばっています!

 
 
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