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同窓生の受賞

幅広い分野で活躍する同窓生の2006年度受賞のお知らせです。
皆様おめでとうございます。


2006年

久保田祥子さん 第11回リキテックス・ビエンナーレ」奨励賞
100周年記念大村文子基金 各賞発表
真条彩華さん・目黒礼子さん トーキョーワンダーウォール賞
筒井亜湖さん 第37回日本色彩学会全国大会・発表奨励賞
松林恵子さん ビーズグランプリ2006 準グランプリ
伊藤八千代さん エクセランス・ヨーロピアン賞受賞

坂井淑子さん オーストリア国立芸術大学学長賞
川島恵子さん・神保冨美枝さん 第92回 光風会展 光風奨励賞(工芸部門)受賞
滝澤栄利子さん 世界らん展日本大賞2006 優秀賞
アサノカオリさん 第9回岡本太郎記念現代芸術大賞(TARO賞) 特別賞
  長谷川ちか子さん 第9回岡本太郎記念現代芸術大賞(TARO賞) 入選

広瀬晴美さん 第20回多摩秀作美術展大賞



2007.03.14
「第11回 リキテックス・ビエンナーレ」奨励賞

鮨花虫図
受賞作品「鮨花虫図」
第9回リキテックス・ビエンナーレ
第9回リキテックス・ビエンナーレ
2002年 入選作品
世界堂絵画大賞展
 世界堂絵画大賞展
入選作品 2005年
久保田祥子(1973年産業デザイン科デザイン卒業)

久保田祥子さんが「第11回 リキテックス・ビエンナーレ」で奨励賞と審査員賞「椹木野衣賞」を受賞されました。
第11回目を迎えたリキテックス・ビエンナーレは、審査員の顔ぶれも新しく、開催されました。奨励賞は10名選ばれ、そのなかから審査員がそれぞれ特におす作品を選び、審査員賞となります。久保田さんはそのうち椹木野衣賞も受賞されました。
久保田さんは今回の受賞作「鮨花虫図」について次のように語ってくださいました。
『今回の作品は世界的なスシブームの中,ロサンゼルスに行った折り、リトルトーキョーのみならず、郊外のパサディナにも回転スシあり、高級スシレストランあり、帰りの空港で食べたイクラ丼のおいしかったことなどから、イメージを得て制作しました。
背景は狩野派の障壁画等をベースにしました。素材は主にスタイロフォームをカットし、アクリルガッシュで着色しています。絵の厚さは5cm以上という立体的な作品となりました。』
県立川越高校で美術教師を勤めるとともに、久保田さんは立体イラストや水彩画などを多数制作されています。今までにもリキテックス・ビエンナーレでの入選の他、いろいろな受賞や多くの展覧会などをされています。

久保田祥子
1990年 茨城県芸術祭 特賞
1993年 二科展デザイン部初入選
1993〜2001年 二科展デザイン部連続入選
1995年 二科展デザイン部奨励賞、茨城県芸術祭会友賞
1996年 第1回個展(川越アトレ)
1997年 茨城県芸術祭会友賞
1998年 茨城県芸術祭会員となる
1999年 アートウェーブ21展参加(浅草松屋)
             第2回個展(家袋芸術劇場)
2002年 第9回リキテックス・ビエンナーレ展入選
2003、4、5年 KIT展参加(銀座ミハラヤ画廊)
2005年 世界堂絵画大賞展入選
2007年 リキテックス・ビエンナーレ展入選
茨城県芸術祭会員



2007.01.16

100周年記念大村文子基金 各賞発表

「100周年記念大村文子基金」は、女子美術大学創立100周年記念事業のひとつとして、平成11年に大村智女子美術大学名誉理事長からのご寄付を基に、文子令夫人のお名前を戴いて設立されました。 この基金によって同窓会ホームページのパリ通信でもお馴染みの「女子美パリ賞」をはじめ、「女子美 制作・研究奨励賞」「女子美術奨励賞」「特別賞」などが運営されています。卒業生は「女子美術奨励賞」以外の賞を受けることが出来ます。
今年度は次の方々が受賞されました。おめでとうございます。

□女子美パリ賞(第8回)
新津亜土華さん(1998年芸術学部芸術学科卒業)
4月より世界約40カ国から集まってくるアーティスト・研究者が約300名も滞在するパリの「国際芸術都市」に研究員として派遣され、1年間研究制作生活を送ります。

□女子美 制作・研究奨励賞(第6回)
有賀三夏さん(1996年大学院美術研究科修士課程美術専攻修了)
アメリカでアートセラピーについて研究するとともに、2004年より「The Circle」と言う国際的な展覧会を3回主催しています。

齋藤ちさとさん(1996年大学院美術研究科修士課程美術専攻修了)
「気泡研究」をはじめとする制作に対しての奨励。

鳴海 愛(2003年大学院美術研究科修士課程 美術専攻修了)

「遠くへ行く日」をはじめとする制作に対しての奨励。

□大村特別賞
溝田コトエさん(1956年芸術学部洋画科卒業・女子美術大学名誉教授)
受賞理由:溝田氏は40年にわたり収集したコレクション(絵画、彫刻など100点余り)を本学美術館に寄贈された。当コレクションは一貫した方針のもとで収集され価値が高い。また、溝田氏により、パリ国際芸術都市のアトリエ利用に関する権利の取得に関して多大の尽力をいただいたことは、本学の教育研究の進展に大いなる貢献となるため。



2006.10.25
真条彩華さん・目黒礼子さん トーキョーワンダーウォール賞

クモの糸
吉村彩子(真条彩華)
クモの糸
2006
墨、岩絵具、箔、布(193×46cm)
堕落
目黒礼子
堕落
2006
油彩、キャンバス(131×163cm)
真条彩華さん(吉村彩子さん 2003年芸術学部絵画科日本画卒業)
目黒礼子さん(1997年大学院美術研究科修士課程美術専攻修了)

真条彩華さんと目黒礼子さんが「トーキョーワンダーウォール公募2006」でトーキョーワンダーウォール賞を受賞されました。
トーキョーワンダーウォールは時代を担う新進美術作家に、東京都が東京都庁舎内壁面及び東京都現代美術館を提供している作品発表の場です。年1回の公募により、入選者を決定し、東京都現代美術館に展示。入選者のうちトーキョーワンダーウォール大賞、トーキョーワンダーウォール賞を受賞した作品が都庁舎に展示されます。

真条彩華』という画号をもち、毎年個展を開催しているという真条さんは女子美の日本画卒業後に油絵も学んでいます。研究熱心な作家、真条さんに受賞の感想を伺いました。
「初めての受賞なのでとても嬉しく、びっくりしています。毎年7月にギャラリーフォレストで個展を行っていますが、個展とはまた違って力を抜いて描きました。
受賞作品は『くも』をテーマにしていますが、虫をテーマにした絵を多く描いています。また、この作品は天地のとても長い作品でした。実はキャンバスは自分でパネル張りしたもので、支持体にも手をかけていました。」

同様に受賞に驚かれている目黒さんは次のように語ってくださいました。
「大変感動しています。今回の受賞をきっかけにさらに視野を広げたいと思います。
受賞作品はいつも用いている赤をメインに描いています。赤を使うことによって、不幸な出来事や社会に立ち向かうエネルギーをもらっているように感じます。観る方には五感全てを感じられるような作品を心掛けています。
機会があれば海外で絵の勉強をして、将来は世界に通じる画家を目指していきたいと思います。」

目黒さんのホームページ 目黒礼子画廊>>>

2006年10月17日〜31日 第74回独立展(東京都美術館)に出品します。
独立展>>> 

「トーキョーワンダーウォール公募2006」で受賞された12名の作家の作品は、月ごとに順次1年間都庁空中歩廊で展示されています。また、展示作家によるギャラリートークを各作家の展示期間中に開催しています。
2006年10月に真条彩華さんの個展が開催されてました。 
目黒礼子さんの個展は2007年2月6日〜27日の予定です。



2006.10.25
筒井亜湖さん 第37回日本色彩学会全国大会・発表奨励賞
筒井亜湖さん(2005年ファッション造形学科卒業)

筒井亜湖さんが第37回日本色彩学会全国大会で発表奨励賞を受賞されました。受賞の概説、研究内容に付いてなど、コメントをお寄せくださいましたので、ご紹介いたします。

今年の6月に開催された第37回日本色彩学会全国大会で発表奨励賞をいただきました。この賞は,30歳未満の発表者を対象とし,発表内容の独創性,信頼性,表現技術を審査対象としたものです。
私の発表の内容は,抽象絵画作品の面白さ感について,感情心理学の理論を用いて検討し,絵画作品を対象とした研究における,感情心理学の理論の有効性とその可能性を考察するというものでした。私の主な研究領域は経験美学と呼ばれ,私は主に芸術作品の認知処理過程を心理学的な手法を用いて解明することを目的として研究を行っています。
現在は,感情心理学の理論の他に,認知心理学の理論を用いて研究を進めています。私は学部ではファッション造形学科に所属しておりましたが,特に現在の研究との関連はありません。ですが,ひとつのものごとに対する考え方や思想の組み立てなど,研究には欠かせない理論的思考能力は,学部でのコンセプト作りによって鍛えられたといえます。
また,私は本学の付属中学校,高等学校の出身であり,その時代には多くの油彩画を制作してきました.私の現在の研究テーマは絵画作品についてであり,このテーマもまた,美術教育を受けてきた経緯と密接に関係しているといえます。
現在の私があるのも,これらの女子美での生活の中で培われてきたものであると感じています.
(発表表題:絵画の「面白さ感」と色彩)

日本色彩学会>>>



2006.08.30
松林恵子さん ビーズグランプリ2006 準グランプリ

ビーズグランプリ2006
ビーズグランプリ2006
準グランンプリ作品
「ヴァルハラ」
(ブレスレット)
photo:鹿釜孝博
松林恵子さん(1988年洋画科卒業)

松林恵子さんが昨年に引き続き、読売新聞・日本アートアクセサリー協会主催のビーズグランプリ2006において準グランプリを受賞されました。
1800点もの応募作品の中より選ばれた松林さんの受賞作品は「ヴァルハラ」(ブレスレット)です。

松林さんはこの日本最大のビーズアクセサリーのコンペで昨年のグランプリ受賞に続いて今年も準グランプリを受賞され、とても喜んでいらっしゃいます。
その松林さんにビーズの魅力について伺ったところ、次のようにお話し下さいました。
「私はビーズの定義を主に装飾品などとして用いる穴の開いた物と考えています。アメリカの先住民、ディズニーの映画で知られるポカホンタスはローズヒップに糸を通して時々食べながらネックレスとして身にまとっていたそうです。保存食&装飾品のこのローズヒップのビーズは、その多様性や面白さを伝えるのにとても魅力的な例です。
子供の頃遊んだ色とりどりのビーズ、スワロフスキーの完璧なクリスタルのビーズ、古代エジプトのファイアンスのビーズ、すべてその時々の文化や習慣を反映しています。皆さんも子供時代に戻って何か作ってみませんか?」

松林さんは女子美同窓会の札幌支部に所属され、札幌にアトリエを開き活動をされています。作品、教室紹介などを松林さんのサイトで見る事ができます。
松林さんのホームページ “ガラスの部屋” >>>

松林恵子
1988 女子美術大学芸術学部洋画家卒業
1991 ロングアイランド大学大学院スクールオブアート 修士課程修了
2001 ガラスの美展INおのだ入選
2001 ガラストリエンナーレ 審査員賞
2002 現代ガラス展 入選
2003 現代ガラス展IN川崎 入選
2004 ビアマグランカイ 入選
2005 ビーズグランプリ2005 グランプリ

ガラスアートソサエティ 会員
  
日本橋高島屋とジェイアール名古屋タカシマヤで受賞作品展が開催されました。
 
関連URL:日本アートアクセサリー協会>>>



2006.06.07
伊藤八千代さん エクセランス・ヨーロピアン賞受賞

伊藤八千代(YATCHI)さん
伊藤八千代(YATCHI)さん
私的風景ー」 油彩 S100号
エクセランス・ヨーロピアン賞
受賞記念展
「YATCHI Aquarelles et techniques mixtes」
 
伊藤八千代さん(1961年 短期大学部造形美術科卒業)

伊藤八千代さんがヨーロッパ・エクセランス委員会からエクセランス・ヨーロピアン賞を受賞しました。
この栄誉ある賞は、伊藤さんの現在までの芸術活動、アーチストとしてのキャリアに対して与えられるものです。同時に、スイス在住の日本人芸術家協会設立に貢献、1995年の国連50周年記念行事ではその展示において協会の多彩な作品を広く紹介し、以降10年間会長として会の運営に携わってきたことへの敬意の表彰でもあります。

伊藤八千代(YATCHI)さんより日本の皆様へ
いつも御案内有りがとう、外国で受け取る「女子美同窓会新聞」は格別うれしく頂きます。
さて、5月23日より6月11日まで、ジュネーヴ市内植物園に於いて私の個展及びエクセランス・ヨーロピアン賞の受賞祝賀会が開催されますのでご案内申し上げます。
昨年国連60周年記念展でスイス日本人芸術協会12名が展覧会に出品、アクティヴィテ・クリュテュエルからの要請で4名の芸術家、渡辺素子、伊藤八千代、ケレーツアラ、高橋エテルの作品が寄付されました。これらの作品がニューヨークの国連に於いて受理され、ジュネーヴ国連内に展示される予定です。また、7月30日より8月5日まで、日本橋室町ギャラリーに於いて個展兼受賞祝賀会予定です。
YATCHI
エクセランス・ヨーロピアン賞 大賞『グランプリ』
2006年のヨーロッパ人は、如何に快適に生活するかを知る事である。これは芸術、科学の領域に於いての教養、バランス、感激、創造と同様であり、ヨーロッパ・エクセランス会会長・ポワドウファン伯爵 ルイ・マーク・セルヴィアン博士の考えでもあります。
ヨーロッパ・エクセランスの賞状は、専門職又はプライベートで様々な芸術活動を通してヨーロッパの文化遺産をより豊かにするために貢献された方々に栄誉の証として毎年授与されるものです。
Yatchi伊藤八千代氏の才能と表現技術は直接・間接的に彼女の絵画教室の生徒達や芸術家仲間の観点からも同様、此の受賞に充分答え得るものです。2006年11月にスイス日本人芸術家協会は10周年を迎え、会長である伊藤八千代氏は本年褒章を授与される事になりました。この褒章は、国境を越えた審美眼にたけた人々によって決定されるものであり、伊藤八千代氏の制作及び作品に更にいっそう価値を与えるものであります。(報道資料より)

伊藤八千代
グラフィック・デザイナー、イラストレーター、画家
1940年12月
1961年4月
1961年6月
1963年4月
1966年 8月
1968〜1977年

1995年

現 在
東京生まれ
女子美術短期大学造形美術科卒業
株式会社コーセー化粧品宣伝部編集グラフィックデザイナーとして入社
桑沢デザイン研究所ヴィジュアル教室夜間部卒業
株式会社コーセー化粧品宣伝部退社、渡欧、パリ、スイス滞在
帰国
フリーのイラストライター (クロード ヤチヨ)として活躍
国際連合の50周年記念を機会に日本人芸術家協会を設立
以来当協会会長就任
ジュネーブのカルージュのアトリエで水彩画教室を主宰
スイス日本人芸術家協会会長
日本スイス協会理事
クラブ・ディプロマット・ド・ジュネーヴ会員



2006.06.07
坂井淑子さん オーストリア国立芸術大学学長賞

オーストリア国立芸術大学学長賞賞状
オーストリア国立芸術大学
学長賞賞状
日墺文化親善名誉作家認定賞
日墺文化親善名誉作家
認定賞
受賞作品「かすかに」油彩20号
受賞作品
「かすかに」 油彩20号
坂井淑子さん(1954年洋画卒業)

坂井淑子さんが日・EU市民交流年記念 Heart Art in WIEN〜日墺芸術交流祭〜においてオーストリア国立芸術大学学長賞を受賞しました。同時に日墺文化親善名誉作家認定賞も贈られました。

Heart Art in WIEN〜日墺芸術交流祭〜は「2005年日・EU市民交流年」の公式行事として、2005年10月21〜27日に ウィーンのレオポルド美術館で開催されました。伝統的かつ斬新な現代日本美術約400点を公開し、オーストリア国民を中心とした数多くの方々に鑑賞してもらう事が目的の展覧会でした。
今回の受賞は、坂井さんの優れた作品が、多くのオーストリア及びヨーロッパ諸国の人々に、日本の現代芸術と文化を認識するきっかけを与えた貢献に対して授与されたものです。

「2005年日・EU市民交流年」では2005年を通して相互理解と文化交流を促進するため、日本とEU25カ国で開催され、12か国で発足した政府・経済界・学界・各種交流団体の関係者などで構成される市民交流年推進組織により1900を超える交流イベントが行われました。


坂井さんに今回の出品のきっかけや、ご感想を伺いました。
『今回の出品は、昨年春の公募展に出品した130号の作品を見た、ウィーンのレオポルド美術館のキュレイタ‐からの電話がきっかけでした。Heart Art in WIEN〜日墺芸術交流祭〜に20号の作品を出して欲しいと言われたのです。賞があることも知らず、気軽に作品を送り、オーストラリアへもこの展覧会を見に行ってきました。帰国したら11月になって突然、賞状が送られてきて驚きました。

私は女子美卒業後、20年ほど病気や子育てで描けない時期もありましたが、ずっと絵を描いています。私の画風は構成的で、昭和64年頃からはモノクロになりました。現在は構成的な作品のなかに、自分の生きてきた感性の深さも出るように描きたいと思っています。

日本ではなかなか構成的な作品を理解してもらえないのですが、今回ヨーロッパでは私の構成力を高く評価していただき、受賞に結びついたと伺いましたので、とても感慨深いです。

これをきっかけにチェコやイタリアの日本人作家紹介の画集に掲載依頼されるなど世界が広がりそうで、ますます気合いも入ってきました。』

坂井淑子
1954年  女子美術大学洋画科卒業
1964年〜 個展開始

1985・89 年 個展 フタバ画廊
1987年   上田西武百貨展
1996年   ギャラリー昭和蔵(長野県)
1996〜99年  Oギャラリー
2001 ギャラリーセンターポイント
2002 ギャラリーセンターポイント
   
グループ展、その他
1985・93〜97 サロンドートンヌ出品
1997・98 ルサロン出品
1998・2000 CAF出品
モダンアート協会会友



2006.05.02
川島恵子さん・神保冨美枝さん 第92回 光風会展 光風奨励賞(工芸部門)受賞

私的風景ー」 油彩 S100号
光風奨励賞(工芸部門)
川島恵子「まど」(染)
私的風景ー」 油彩 S100号
光風奨励賞(工芸部門)
神保冨美枝「旅」(染)
2006年4月6日(木)〜21日(金)に上野の都美術館で開催された「第92回 光風会展」において川島恵子さんと神保冨美美枝さんが光風奨励賞(工芸部門)を受賞されました。
受賞されたお二人に感想を伺いました。

□川島恵子さん(旧姓渡辺)(1966年洋画科卒業)
あっという間に40年たってしまいました。子育ての途中で染色に出会い、県展に出しながら細々と続けておりました。7年前に入った光風会では、研修会で沢山の出会いがあり、女子美同窓生の方達にお会いすることも出来ました。同窓と分ると何故か嬉しくなります。同じ所で過ごした青春を懐かしむからでしょうか。
我が家にも同じ洋画卒で、マンガのかける管理栄養士をめざしている娘もおります。二人してゆったり過せた女子美の頃を懐かしく、いとおしく思っております。

□神保冨美枝さん(旧姓永山)(1976年産業デザイン科工芸専攻卒業)
光風会工芸は数ある団体展の中でも、後進の育成に熱心で、自ら磨いていける所です。又大先輩である先生方が黙々と精進している後姿に励まされます。また、『工芸』という狭い領域に留まらず、工芸がアートであるという認識がこれからは必要である事を知っています。ですから、自分の心の底に目を向けられたのだと思います。
工芸は技術が必要、それに火と水が加わり微妙に変化します。今回は一番難しい色出しやマチエールの結果が良く、それが受賞に繋がったのだと思います。染色はやり直しがきかないので、何度も試しますが、自分の出したいものが出たときは実にうれしく、この喜びの為にも、今後も精進致します。
発足92年という歴史のある光風会に、ぜひ後輩の方々にも出品していただきたいと思います。

光風会は絵画(水彩、版画含)と工芸部門があり、会の構成は、名誉会員、会員、会友、一般となっています。
1912(明治45)年の設立趣意書には「春が来て無意識に咲いた野の草花の様なものです(中略)私共は単に自分等の為の専有の花壇を造ったと云ふよりも寧ろ隠れた無名の花を自由に紹介する花園を開拓した。」とあります。1911年の黒田清輝氏主宰の白馬会解散後、7人の作家(中沢弘光氏、杉浦非水氏=後に工芸設立の師)らで結成されました。1939(昭和14)年に工芸部門が定着し、中村研一氏、山鹿清華氏、山崎覚太郎氏、辻永氏、寺内萬治郎氏らが活躍しました。
また、光風会の会員、会友、一般には多くの女子美の同窓生が活躍されています。その作品は上野の都美術館に引き続き開催される「第92回 光風会展」巡回展でご覧いただくことが出来ます。

社団法人 光風会>>>



2006.03.07
滝澤栄利子さん 世界らん展日本大賞2006 優秀賞

私的風景ー」 油彩 S100号 滝澤栄利子さん(1973年絵画科卒業)

滝澤栄利子さんが2月18日〜26日に東京ドームで行われた「世界らん展日本大賞2006」にて美術工芸部門・優秀賞を受賞しました。世界らん展日本大賞は世界最大の蘭のフェスティバルで、様々な展示、イベントが行われました。
今年のテーマは「和の心」で、滝沢さんはボタニカルアートに日本画のフレームを使用するという試みをされたそうです。

この様子は滝沢さんのホームページ「Botanical Art Eri」のDiaryでご覧になれます。
http://www5e.biglobe.ne.jp/%7Eb-garden/index.html



2006.02.21
アサノカオリさん 第9回岡本太郎記念現代芸術大賞(TARO賞) 特別賞
 長谷川ちか子さん 第9回岡本太郎記念現代芸術大賞(TARO賞) 入選

あたまがよくなるくすりを飲んだ
特別賞受賞作品
アサノカオリ
「あたまがよくなるくすりを飲んだ」
GIFT-不老不死
入選作品
長谷川ちか子
「GIFT-不老不死」
アサノカオリさん(2005年芸術学部卒業/大学院美術研究科洋画領域在学中)
長谷川ちか子さん(1996年女子美大学院美術研究課美術専攻終了)

第9回岡本太郎記念現代芸術大賞(TARO賞) において、アサノカオリさんが特別賞を受賞、長谷川ちか子さんが入選しました。
岡本太郎氏の精神を継承し、旧来の慣習や規範にとらわれず、自由な視点と発想で創作活動を行う作家の活動を支援し、優れた業績を顕彰する岡本太郎記念現代芸術大賞(TARO賞)。第9回を迎えた今回は受賞者、入賞者は518点の応募のなかから選ばれました。

大賞を受賞したアサノさんに受賞のご感想を伺いました。
「初めて100号という本格的な大作に臨み、初めてTARO賞に応募しましたが、とても良い結果をいただけました。学部では芸術学科に在籍していて、卒業後現在の大学院で洋画領域を学んでいますが、初めてで分からないこともたくさんありました。そんな時に助けていただいた方々に恩返し出来たのではないかと思っています。以前から自画像を描きながら人とのコミュニケーションについて考えてきましたが、これからもコミュニケーションを大切にし、制作を続けたいと思います。」
受賞作「あたまがよくなるくすりを飲んだ」の展示は、油絵の他に資料から抜粋されたイメージなども含まれています。当初は100号の油絵1点の作品でしたが、展示に際し審査に提出した資料も面白いと評価を受けたことから、作品を見ていただく上でより伝わり易いように考え、今の展示方法となったということです。

□受賞作品展が開催されています。 

 日時:2006年2月4日(土)〜3月26日(日)
 場所:川崎市岡本太郎美術館
 ギャラリートーク・作家自身による作品解説
 2月18日(土) 長谷川ちか子
 3月26日(日) アサノカオリ



2006.02.21

広瀬晴美さん 第20回多摩秀作美術展大賞

私的風景ー」 油彩 S100号
私的風景ー」 油彩 S100号
広瀬晴美さん(1983年洋画卒業)

広瀬晴美さんが第20回多摩秀作美術展の大賞を受賞しました。
多摩秀作美術展は、多摩地域から絵画の分野の優れた新人を発掘してゆこうとするもので、1987年の第1回から、今年で20回目を迎える青梅市立美術館主催の公募展です。 今回は近年ではもっとも応募数が多く、水準も高かったため、審査は難航したそうです。受賞作品は、3月11日から青梅市立美術館にて公開されます。

広瀬さんに受賞についてのお話を伺いました。
「ここ数年、『私的風景』というテーマで絵を描いています。これらの風景は私の心の風景です。それはある時の自分の精神状態や、いつかどこかで見た事のあるような景色や経験であったり、あるいは子供の頃に旅した童話の中の空想世界だったりします。自分が心の中で漠然と思っている事や、ふっと頭を過ぎる風景や情景を心の外へ引っ張り出しキャンバスの上に新たな風景として表現をし続けています。

今回、『多摩秀作美術展』で大賞を頂くことができました。受賞することは絵を描く者にとって今後の制作の励みになることではもちろんありますが、今回の受賞記事を見たという女子美の卒業生の方からたくさんの励ましのお手紙を頂いたことはこの上ない喜びでした。
今後は私もそのような素敵な先輩たちに少しでも近づけるように、また後輩の活躍を応援できるように力を尽くしたいと思います。」
 
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