2000年(平成12)10月20日、女子美術大学100周年記念式典が東京国際フォーラムでとり行われました。盛大かつ厳粛な母校の式典に同窓生300名が招待され、また、祝賀会にも100名が招かれました。
同窓会が100周年記念事業にさまざまに取り組んできたことを以下にまとめ、さらなる新世紀へ向けてのステップにしたいと思います。

母校が創立100周年を迎えるにあたり、1995年、記念事業として3つの柱を立てました。
1. 母校への募金協力(会員の名簿提供)
2. 約100年にわたる同窓会史の編集(資料収集と整理と発行)
3. 全国規模によるワークショップの展開。
ワークショップについては次回ご紹介いたします。

work shopってなーに? 何か売るの…?
この程度の認識から出発したこの行事も同窓生の年齢や卒科を越えた結束のもと、約100のワークショップが全国で開催されました。社会へ目を向け現代が抱える問題を踏まえて展開されたワークショップが、東京国際フォーラムで「母なる大地」展として報告できたことは同窓会にとって大収穫でした。二つの会場には韓国を含めて全国支部グループから寄せられた報告パネルと作品で埋まり、大勢の人で会場は熱気と感動に包まれました。付属を含め在学生、同窓生のみで創った20×20cmの作品群も会場を盛り上げ、自分の作品を探す付属生も多く見られました。全国の同窓生が目的と時間を共有し、創造の喜びを多くの参加者と分かち合ったワークショップの締めくくりにふさわしい発表の場となりました。この展覧会を新たな出発点とし、21世紀、同窓会は「母なる大地」の意義を考え問い続け、社会へ発信していきたいと願っています。

女子美術大学主催の祝賀会に、100周年の歴史があればこその企画として「親子三代女子美」の方々が表彰されました。当日お元気で活躍されている2組の方々に大村智理事長より表彰状と記念品が贈られました。91歳の新潟支部の皆川絢さん(昭和4年刺繍科卒)が代表でお礼を述べられました。 |
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「親子三代女子美」の表彰
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10月20日18時よりパレスホテルに於て、同窓会主催の祝賀パーティが挙行されました。多数のご招待者、全国支部の同窓生を含め約400名の出席のもと、女子美カラー(紫)を身に付けて華やかにダンスパーティで盛り上がりました。 |
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同窓会祝賀パーティー
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岡山、群馬、山陰、青森、熊本、栃木、埼玉、新潟、札幌、山梨、愛媛、徳島、韓国、阪神、広島、宮城、京都、岩手、福岡、富山、長野。
各支部が地域の特色を生かしてグレードの高い展覧会、講演会や催事が盛大に行われました。

平成12年9月25日から30日、韓国支部の行事に本部、阪神・広島・埼玉支部の同窓生45名が参加し、学校より美術資料館長の鴫先生と片山課長も同行され、ソウル女子大学校美術大学にて「韓日文化交流展」「work
shop結果物展」「特別講義」等、開催いたしました。盛り沢山の韓国支部からの大歓迎を受け、参加者は韓国語で歌を披露しました。同窓生の素晴らしい作品を拝見して国を越えても「母校はひとつ」を新たに認識し、大変有意義な楽しい旅でした。

100周年記念事業の一つとして「先輩からのメッセージ」と題したビデオ5本を制作しました。作品創作過程と共にそれぞれに生きてこられた道と後輩達への熱い想いが語られています。
● 片岡球子「志、富士より高く」
● 三岸節子「花より花らしく」
● 多田美波「光ありて輝かさず」
● 丸木 俊「生命をみつめて」
● 大久保婦久子「皮革の造形美を究める」
(企画:女子美術大学同窓会 制作:NHKソフトウェア株式会社)
このビデオを母校の各研究室、図書館及び関係各美術館に寄贈しました。

広報を目的としたエプロン・Tシャツ・テレカ・絵はがき・エコバック・ニケマークアクセサリー(ミキモト制作)等を企画、制作しました。これからも同窓会ブランドとして親しんでいただきたいと思います。
詳細はこちら>>>

女性の豊かな感性を生かし、さまざまな分野で活躍する同窓生を毎年100人づつ5回にわたりパネルにまとめ、これから巣立つ在校生の指針と励みになることを願い女子美祭時に両校に展示しました。
‘95 Part1 「さまざまな分野で活躍している先輩 その(1)」
‘96 Part2 「さまざまな分野で活躍している先輩 その(2)」
‘97 Part3 「経営者」
‘98 Part4 「企業の中のデザイナー」
‘99 Part5 「高等学校教育に携わる先輩

創立100周年同窓会記念行事の幕開けとして「村木 忍・映画美術の世界」展が開催され、数々の黒澤明、市川崑作品をてがけられた忍氏(昭和19年洋画卒)の繊細なデザイン画の世界に魅了されました。今後もガレリアニケにおいて年一回、同窓生の活動を紹介する企画を進める予定です。

平成11・12年に『TAYORI』にて記念事業のための賛助金をお願いしましたところ、全国より総額681万円のご協力をいただきました。

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1998年10月武蔵野美術大学校友会の発案で五美大校友会・同窓会の集いが銀座MSBサロンで催されました。それを機に1999年4月女子美、1999年11月多摩美、2000年7月東京造形大が主催と回を重ねる毎に共同で活動しようという気運が高まりました。
ホームページのリンクなど具体案が出て検討され実施の予定です。今後は支部同志での交流などを視野に入れ、セミナーや展覧会など開催できればと思っています。
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五美大校友会・同窓会の交流の集い
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現在、同窓会から4名が学校法人の評議員になっており、また平成10年12月から同窓会会長が学校法人の理事に加えられました。平成11年から入学式に参列しています。卒業生に対し大村文子基金から、国際芸術都市へ1年間留学のパリ賞1名と卒業生の制作活動及び研究活動に奨励賞2名が与えられます。第1回の土方朋子さん(女子美術大学大学院美術研究科1998年修了)は2000年4月〜2001年3月まで、第2回の野口香子さん(女子美術大学芸術学部絵画科日本画専攻1992年卒業)は2001年4月〜2002年3月までと決まりました。

母校の100周年記念事業に対する個人寄付に関しては、会員の名簿を学校法人へ提供することで同窓会の協力としました。2,173件の同窓生より8,900万円の寄付が寄せられたと大学より報告を受けました。同窓会としては学校法人女子美術大学創立100周年を祝し、1,500万円を奨学基金として寄付しました。

同窓会では10年毎に会員名簿の発行を続けてきましたが、大変な労力と費用がかかる上、購買希望も少なく、何よりも変化の多い会員状況に追いつきません。事務局のOA環境も整いつつあることも合わせて検討を重ねた結果、今後はコンピューターでの管理に形を変えました。これにより随時、修正が可能となり常に新しい会員状況が把握でき、また活用方法も拡がります。さらに正確で充実したものにするため、また同窓生の多様なご希望に対応できるようにプログラムの改正も進めております。

100周年記念行事ワークショップを各地で展開し終えて、これからの美術を通して社会への貢献が見えてきました。支部やグループや個人の活動のために組織的にも経済的にもバックアップできる、力ある同窓会でありたいと思います。そのためには収益事業もいたします。ホームページを通して魅力ある情報を流しますので、ご利用ください。
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