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牧場 1954年
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群 1961年
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眼(如意輪)1967年
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刻 1985年
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春の海 1999年
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女子美同窓生で日本画家の荘司
福さんの生誕100周年を記念した回顧展が、神名川県立近代美術館葉山館で開催されました。
花や石や山といった自然をみつめて、現代日本画に深遠で玄妙な世界を確立し、現在、ますます評価が高まっている荘司福(1910〜2002)さんの代表作約90点を展示した、没後はじめての大規模な展覧会です。
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荘司福さんは1910(明治43)年に父の仕事の赴任先長野で生まれ、その後も各地に引っ越しをくり返し、横浜の小学校6年生のときに絵を描くことに興味を持ったといわれています。
1923年神奈川県立高等女学校(現・県立横浜平沼高)に入学、その後、女子美術専門学校(現・女子美術大学)で日本画を学び、1932(昭和7)年に卒業されました。
卒業後、すぐに若き数学者の荘司篤氏と結婚。東北の仙台に新居を構えました。しかし、夫は結核のため若くして命を失います。二人の乳飲み子を抱えながら、荘司福さんが生きる目標としたのが日本画の創作活動でした。
画家として仙台でスタートさせた前半生と、その後に過ごした東京、横浜での後半生を通じて荘司福さんの創作活動は、戦後の日本画の歩みをそのまま体現したといえます。
西洋画家から影響を受けた1950 年代の作品から始まって、荘司さんは、徐々に東北の生活や信仰に感心を抱き、そこから霊感を得た作品を描きました。
1960 年代から1970 年代にかけては、中国をはじめ、インド、カンボジア、ネパール、さらにはエジプトやケニアに旅行し、仏教遺跡やオリエントの神々から着想を得て、壮大なイメージを画面に表現していきます。
そして、1980年代に入ってくると、一転して静謐で玄妙な画風を経て、日本画に独特の深遠な境地を生み出すようになりました。晩年には、自然との対話に努め、ついには自然と融和することで、無欲の境地を示す『春の海』(1999年)などの作品を描くに至ったのです。
※展覧会カタログより抜粋
今回の展覧会は荘司福さんの制作の変遷を追い、会場は大きく3つに分けられています。
I. 戦後のスタート、そして生と死の世界
1950年代〜1970年代前半
II. 自然との融合を図って 1970年代後半〜
III. 下図、素描
各コーナーではその時代の荘司福さんの背景や状況などと、いくつかの作品には作品紹介や、その制作に関連した荘司さんの言葉などが添えられています。
会期中に開催された荘司福さんのご子息 荘司準氏の講演会では、荘司福さんが絵を描く時にはいつもお母様の傍らにいらしたというお話もあり、荘司さんの絵に対する情熱とともに、ご家族に対する愛情溢れるお人柄が偲ばれました。画家を貫かれた方の人生は絵と同じように感動的である事を改めて感じます。
どんな対象物でも自画像であるという荘司さんが描かれた自然ー大地、花、山の絵など、大作の多い本展を一度ご覧になっていただきたいと思います。
会場となっている神奈川県立近代美術館葉山館は穏やかな一色海岸に面した、美しい美術館です。バックヤードには一面に海が広がり、ウィンドサーフィンをする人も見られ、海を楽しめる場所にもなってます。
「生誕100周年 荘司 福 展 花、大地、山−自然を見つめて」展は
6月14日(日)まで開催されています。
展覧会は終了いたしました。 |