up date 2008.01.01
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ライブラリでは、アートの様々な分野で第一線に立つ、ビッグな女子美の大先輩をご紹介いたします。
ライブラリ 特別掲載
- 女子美同窓会新聞 No.29、30、31より
女子美同窓会新聞で連載されている特集「ステキに現役!」。
好評につき、同窓会ホームページでもご紹介することになりました。
もの創りをする人はいつまでも若々しい精神を持ち、作品も新鮮であると言われます。
そんな私たちの先達として、元気で、生き生きと過ごされている女子美術大学の先輩方をご紹介致します。
※年齢は同窓会新聞発行当時になっています。
第1弾
■須賀野チイさん
第2弾
■入江一子さん
■岡田節子さん
■橋本操さん
第3弾
■石井麻子さん
■祝嶺恭子さん
■菅沼美千子さん
第1弾(女子美同窓会新聞 2005 APRIL No.29より)
■ 須賀野チイさん 95才
対話の時・個々も世界も…
須賀野チイさんは95才の現在も現役で作品を創り続けている彫刻家です。
永きに渡る制作への情熱は多くの作品を生み出し、多くのメッセージも生まれています。
1909年 佐賀県小城群三日月村(現・三日月町)に生まれる
1931年 東京女子美術専門学校(現・女子美術大学)西洋画科卒業
1932年 松竹映画株式会社宣伝部(着色部)入社
1944年 山水中学・高等女学校(現・桐朋学園)教諭として、美術担当
1949年 二科展彫刻部初入選、以後、連続出展
2003年 須賀野チイ彫刻展「94歳の提言」(六本木:ストライプハウスギャラリー)
2005年 「遥かな道程」出品(相模原:女子美アートミュージアム)
※ライブラリ・バックナンバーに須賀野チイさんのご紹介があります>>>
第2弾(女子美同窓会新聞 2006 APRIL No.30より)
■ 入江一子さん 88歳
四姑娘山麓の青いケシ
1938年 女子美術専門学校(現女子美大)師範科洋画部卒業
女流画家協会会員
欧州、アジアを写生旅行し数多くの個展を開催
80年余の集大成として、2005年、杉並区阿佐ヶ谷に「入江一子 シルクロード記念館」をオープンされました。油絵の他、個人によるシルクロードのコレクションは、大変見応えがあります。
東京都杉並区阿佐ヶ谷北2‐8‐19 電話03‐3338‐0239)
※同窓生の個人美術館でご紹介しています>>>
第2弾(女子美同窓会新聞 2006 APRIL No.30より)
■ 岡田節子さん 89歳
メルヘン鳥獣図(鶴1)
1937年 女子美術専門学校(現女子美大)高等科西洋画部卒業
女子美術大学名誉教授
女流画家協会会員
2度の紺綬褒章を受章され、2005年米寿を迎えられた岡田節子さん。
『メルヘン鳥獣戯画』出版以降の2000年代の作品を集め、2005年秋、銀座サヱグサ画廊にて個展を開かれました。
第2弾(女子美同窓会新聞 2006 APRIL No.30より)
■ 橋本操さん 92歳
和歌山の朝の海
1934年 女子美術専門学校(現女子美大)師範科西洋画部卒業
宮城県白石高女、神奈川県藤沢高女、宮城県角田高女にて美術教師、各地で多くの個展を開催
現在、宮城県で元気に活躍されている橋本操さんですが、30年間暮らされた前橋の赤城山を思い出し、その風景の作品を、2005年前橋市民文化会館で発表されました。
第3弾(女子美同窓会新聞 2007 APRIL No.31より)
■ 石井麻子さん ニットアート
アジロ編み
タペストリー「Paris」
1963年 短期大学造形科図案教室入学 広告研究会二代目会長
1965年 同大学卒 吉本孝先生の研究所で助手となる その後、
ニットメーカーの企画室勤務を経てフリーのニットデザイナーへ
1974年 結婚のため京都へ
1979年 山科の自宅にshopをopen「メゾン・ド・アンジェ」
2007年 28周年を迎える店のオーナー兼デザイナーとして13冊のニットブックを刊行し現在に至る
2006年4月より京都新聞に「私とあなたのニットカフェ」を月1回好評連載中
女子美に入学し、初めての課題を提出したとき、クラス全員がひとつとして同じデザインでないことを知り、心が解放された日のことをいつも思い出します。以来、自分だけしか創り上げることのできない世界を目指して歩いてきました。ここ数年はタペストリーに魅了され、次から次へと湧き上がるテーマをデザインし、編み上げる達成感を至福とさえ思っています。女子美で学んだグラフィックデザインを好きな手仕事に生かせることに感謝する毎日です。
メゾン・ド・アンジェ ホームページ>>>
第3弾(女子美同窓会新聞 2007 APRIL No.31より)
■ 祝嶺恭子さん 染織
首里花倉織(着物)
樹皮を煎じて不純物を取り除く
作品の芭蕉布の着物・帯
1962年 芸術学部美術学科工芸科卒業 卒業後、沖縄首里高等学校染織科教諭となる
1986年 沖縄県立芸術大学工芸学部助教授に就任
1990年 同大学教授に就任
1991年 沖縄県指定無形文化財「首里の織物」技能保持者に認定される
1992〜93年 文部省海外研修でドイツのボン大学受け入れのもと、ドイツにおける琉球王朝時代の染織の調査と研究
2002年 沖縄県立芸術大学を定年により退官
2003年 同大学客員教授となり、その後名誉教授となる
2004年 第24回伝統文化ポーラ章 優秀賞を受賞
1962年に「国画創作協会」(国展)初出品以来、会員となり、地方展、沖展会員として活躍中
孫が5人になりました。今まさに嬉しい悲鳴をあげながらおバアチャンをやっています。その間、「首里の織物」技能保持者としての立場で伝承者の育成事業、芸大の非常勤講師、作家として作品制作等々その他雑用に追われながら孤軍奮闘の毎日です。
これまで、調査研究を進めてきた琉球王朝時代の織物の総まとめとして、資料の再確認のため近々ドイツに行くことを予定しています。
第3弾(女子美同窓会新聞 2007 APRIL No.31より)
■ 菅沼三千子さん 漆工芸
1960年 短期大学別科服飾修了
卒業後、木漆工の道へ進む
20代最後の年に神奈川県知事より漆塗師の認定を受け、その後新人賞、文部大臣賞など受賞
1984年にオーストラリアのナショナル・ギャラリー・オブ・ビクトリアにて現存のアーティスト初の個展
伝統を守りながら、新たな世界に挑戦し積極的に活動中
東京生まれで湘南育ちの私が鎌倉彫に興味を持ったのがきっかけでした。漆と木に魅了された私は木地を選び、漆塗りの手法を追求する毎日を愉しんでいます。デザインとテクニックは一生の仕事だと思っています。四半世紀前にメルボルンのナショナル・ギャラリー・オブ・ビクトリアに見出され、無名漆芸家の作品を買い上げてくれたことが、私の木漆工芸人生を約束してくれたのです。日本の伝統に斬新的な感覚を持ち込むのが目標です。
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