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ヴィーナス達
up date 2003.05.02

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幅広い分野で活躍する女子美同窓生、今輝いている女子美魂のヴィーナスたちを紹介します。


知っていますか?いまアートの世界で輝いているこの人を。

(ナガレ マニカ さん)

1997年 女子美術大学芸術学部絵画科洋画専攻卒業

個展TWordrobeU/撮影:山野明美さん

女子美を卒業後個展やグループ展を続けられ、公募展などでも数多くの受賞をしている流麻二果さん。昨年「トルコ『こころのパン』プロジェクト」に参加し、ディルメンデレ市でワークショップを開催しされました。その後は文化庁在外研修員として11月からニューヨークの Snug Harbor Cultural CenterのArtist-in-residency programに参加し、現在もニューヨークに滞在中です。

ニューヨーク滞在後4ヵ月満たないうちに、2月23日からNewhouse Center for Contemporary Art at Snug Harbor Cultural Centerにて個展TWordrobeUを5月11日まで開催しています。

また、今回の研修の受け入れ先としてSnug Harborの他に、現代美術作家Frank Stellaにも受け入れ人になって頂き、今年からは彼のスタジオでアシスタントとして仕事もしているそうです。


昨年のトルコでは、1999年に起った大地震で被害を受けた人々への精神的な支援として、持ち寄った布に絵を描き縫い合わせるというワークショップを行いました。現在滞在中のレジデンスのプログラムでも、トルコと同様のワークショップを、精神病の患者さんの社会復帰のプログラムの一部として行う予定で準備が進んでいるそうです。
その他にも、こちらの織師とのコラボレーションや、版画のプロジェクトなども進行中と、活動は大きく展開していきます。現代美術の育まれた地で著名な作家に接する流さんには肩を張ったところもなく、ごく自然にご自分の道を進んでいるようです。

国境をこえて精力的に活動する流さんは、ニューヨークでのプログラムを終えたあと、日本、トルコでの展覧会をひかえています。今後のご活躍が楽しみです。



昨年のワークショップを流麻二果さんご本人に報告していただきました。 2002.11

「トルコ『こころのパン』プロジェクト」/ディルメンデレ・ワークショップ

トルコの新聞
◎Izmit市美術館での展覧会がトルコの新聞に紹介されました。
1999年の2度にわたる大地震の被害を受けたトルコの人々に、精神的なサポートをしたいという発起点から始まったこの「こころのパン」プロジェクト。選出された50余人の作品がトルコ国内6都市を巡回し、最終的には被災地ディルメンデレに寄贈されます。私自身は出展の依頼を頂くまでこのプロジェクトの事は知らなかったのですが、主催者の方からお話を伺ううちに出品のみならず自分も出向いて何かしたいと強力に思いました。その思いが通じ、9月に今回の機会を得たのでした。

現地では巡回展の第一弾がIzumit市美術館で開催されました。税関で作品が止められてしまうという事態にいきなり波乱の幕開けでしたが、日本側と現地スタッフの徹夜近い展示作業で何とかオープニングにこぎつけました。オープニングには沢山のマスコミや市民の皆さんが駆け付けてくださり、睡眠不足の顔も晴れやかに取材を受けました。作品と共に展示した作家からのメッセージを読み涙される方もいらして、その傷の深さを感じ入りました。
 
Izmit市美術館
Izmit市美術館

右が佐野同窓会長の作品
右が佐野同窓会長の作品

テレビ取材中
テレビ取材中
(左端が流さんの作品「渺渺」)
今回の旅の最大の目的、ワークショップはディルメンデレ市で市の協力のもと実現しました。より生活に近い布という素材を扱う事で、美術以上に視野の広い美術が生まれることを願って。市民のみなさんに持ち寄ってもらったハギレ等を好きに縫い合わせてもらい、また参加者の姿を私が布にドローイングし、最終的にすべてのパーツを一つにするというワークショップでした。当日は色々な方にお集り頂き、独自のセンスに驚かされっぱなしでした。今回の作品も市の美術館に展示されます。ワークショップの詳細や、完成した作品は私のホームページで詳しく報告していますので是非ご覧下さい。

日本からトルコへというと観光ツアーでいらっしゃる事が多いので、なかなか生身のトルコという国が見えにくいようです。私は今回もちろんほんのわずかしか観光らしい事は出来ませんでしたが、人の暖かみや、食卓に並ぶご飯の美味しさや、素晴らしいものを山盛り吸収しまくって帰って来ました。このようなプロジェクトに関わることが出来る繋がりを下さり、携わった総ての方々に感謝します。私の作品は絵画中心ですが、今後もこうしたワークショップは展開していくつもりです。また、トルコでの個人的な発表のお話もあり、またトルコに行ける事が楽しみです。

流麻二果 記


流麻二果ホームページ 
Workshop Report


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Tエアメール【ニューヨーク通信】Uを 担当しています。

トルコ「こころのパン」プロジェクト
日本のNPO団体AICAT国際協力アカデミーが主催する「こころのパン」プロジェクトは、1999年に発生したマルマラ地震の被災者に対する精神的な支援として、第一線で活躍中の50名を越える日本人現代美術画家・彫刻家の芸術作品62点をトルコ国内5都市で巡回展示する事業です。このプロジェクトはイズミット市で始まりました。展覧会に加え日本からトルコの子ども達に絵本を送ったり、コンサートを開催するなどの援助も行われています。

 
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