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ヴィーナス達
up date 2003.11.04

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幅広い分野で活躍する女子美同窓生、今輝いている女子美魂のヴィーナスたちを紹介します。


知っていますか?食の世界で輝いているこの人を。


松田美智子さん  

松田美智子さん
 
昭和54年 造形学卒業
今回は、“食”そして“料理の世界”の第一線でご活躍されているヴィーナス「松田美智子」さんにご登場いただきます。松田さんは、料理好きのお母様やもてなし上手のおばあ様に囲まれて育ち、料理研究家・お菓子研究家のホルトハウス房子氏に、高校3年生の時から師事するほど、料理がお好きだったそうです。
そして、女子美卒業後いったん専業主婦となりますが、お知り合いのアーチストからの依頼で、個展のオープニングパーティ用メニューなどのコーディネートを行います。それが評判を呼び、パーティコーディネーターとしてご活躍されるようになりました。
その後、1993年からは、「松田美智子料理教室」を主宰。料理研究家として、季節感を大切にしながら、楽しく料理し、美味しく食べ、身体にも良い家庭料理を提案されています。また、普段の食事に活かせるテーブルコーディネートなども人気を集めています。


パーティコーディネーター時代 個展オープニングパーティから企業のクリスマスイベントまで、多様なニーズに応えたパーティコーディネーター時代の松田さん。



料理教室での指導を中心に、本の出版やテレビ出演、講演、パーティプロデュースなど、多彩なご活躍をされている松田さんをお訪ねし、お話をうかがってきました。

料理教室
 料理教室
料理教室の松田さん。“楽しく作って、美味しく食べて、体も心も健康を”がモットー。
 日本テレビ3分間クッキング
日本テレビ3分間クッキング出演中
 
 
 
『ただいま』から20分のひとりぶんごはん。新・和ごはんスペシャル
「松田美智子の魚焼きグリルでパパッと!Cooking」
 
著書の多い松田さんの最新刊
 
(上)「『ただいま』から20分のひとりぶんごはん。新・和ごはんスペシャル」
(下)「松田美智子の魚焼きグリルでパパッと!Cooking」
(どちらも河出書房新社刊)

来年上旬にはこのシリーズのデザート版や、10年間の集大成的なものになる理にかなった料理法をまとめた本も上梓予定。
美味しい料理の背景には、理にかなった手順がある

料理教室を主宰するようになって、ちょうど今年で10年を迎えました。スタート当初から今日までずっと私がこだわってきたのは、単純に美味しい料理をお教えするのではなく、なぜこのように料理すると美味しくなるのか?この手順にはどのような意味があるのか?などといった理由までお教えすることでした。料理の手順にはすべて理にかなった裏づけがあり、その部分まで含めてお教えしてこそ、報酬をいただくに値すると思ってきたからです。実際、料理というのは実はとても科学的なものなのです。例えば味付けするときに塩より砂糖を先に入れたほうが良いと言われますが、これにも砂糖のほうが分子が大きく、小さい塩の分子が先に食材に入ってしまうと、大きな砂糖の分子が入りにくいからなどの理由がちゃんとあるのです。


無駄のないレシピが、素材の持ち味を引き出す

なぜこうすると美味しくなるの?というのを調べるのは、私にとってとても楽しい作業です。それに何といっても、理にかなった段取りで作ると、食材の味も活きていて美味しいのです。また、理にかなった料理を追求すると余計な手順を省くことができるので、私のレシピには無駄な段取りがありません。こうした考えから生まれたのが“「ただいま」から20分のひとりぶんごはん。”で、女性向けWebサイトでご好評いただき本にもなっています。さらに来年早々には、この10年でまとめたものの集大成として文化出版局から本を上梓する予定で、理にかなった料理の魅力についてお伝えしたいと思っています。


家庭料理だからこそできることが、たくさんある

教室でお教えするのはあくまで家庭料理です。プロとは違う手順やメニューに仕上げてこそ、夫や子供がほっとできる味になるのだし、油を減らして…など、家族の健康に配慮した工夫もできます。テーブルコーディネートについても、箸を使うスタイルで提案するなど、普段に役立つことを大切にしています。パーティコーディネーターの頃は、アーティスティックな盛り付けなどに興味を持ったこともありました。でも今は家庭料理だからこそできる表現や美味しさの追求に面白さを感じています。



日本の食についてもっと知り、伝えたい

日本のスローフードは以前から私のテーマでしたが、歳を重ねるごとに日本の食に対する関心は高まっています。洋菓子やワインに詳しくなるのも素敵ですが、その前に足元を固めるというか、やはり生まれ育った国の食文化について知らなくては、と思うようになりました。海外の人から箸について尋ねられ、何も答えられないというのは、やはり恥ずかしいですよね。
そこで2年ほど前から和菓子の職人さんのもとへ通い、和菓子の作り方やその原理を教えていただいていました。茶道のお稽古も再開したところです。このところ雑穀や豆類も注目を集めるようになってきましたし、料理教室でも和菓子のデザートを時々お教えするようになりました。来年あたりから本格的に取り組み、いろいろカタチにできると思います。


食の世界で、創造を楽しむ

同窓生の中には、色づいた柿の葉を見たら「あの葉を描いてみたい」と思われる方が多いでしょう。それが私の場合は「あの葉を盛り付けに利用してみたい」という発想になります。目的は異なりますが、創造する喜びや表現を楽しむ気持ちはきっと共通ではないでしょうか。今後も私なりの料理に対する考えで仕事をしていきたいと思っていますので、どこかで私のレシピに触れる機会がありましたら、一品でも作ってみていただけたら嬉しいですね。
(談)


好きな素材は野菜。特に食感も味も豊かな、ゴボウ、レンコン、ネギがお気に入り。

アンチョビマリネ焼き
 
梅入りクリームチーズあえ
 
ネギのゴルゴンゾーラチーズソースがけ
「野菜の甘味が存分に味わえるいろいろ野菜のアンチョビマリネ焼き」
(松田美智子の魚焼きグリルあれこれ!Cooking!(河出書房新社刊))
  「ほっこり焼いたレンコンの、梅入りクリームチーズあえ」
(松田美智子の魚焼きグリルでパパッと!Cooking(河出書房新社刊))
  「甘く焼き上がった、ネギのゴルゴンゾーラチーズソースがけ」
(松田美智子の魚焼きグリルあれこれ!Cooking!(河出書房新社刊))
  
※詳しいレシピは本をご覧ください。


《松田さんのホームページ》
http://www.m-cooking.com/top.html
 
 
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