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「Small
Fellows」
Calico.(茜新社)
2005年10月31日発売に掲載
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「科学のタマゴキャラクター」
スライムくん
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科学のタマゴ(学研)
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さるころ発行のフリーペーパー
「さるニュース」
2005年vol.09
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「Inu
in the SPACE」
さるニュース連載中
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■私は“さるころ”
う〜ン、肩書きとしてはグラフィックデザイナーとかイラストレーター、キャラクターデザイナ−などいろいろありますが、そういった既成の肩書きでなく本当は私の職業が“さるころ”だと思っています。
なにか一つに限定するのではなく、何をしてもすべては“さるころだ”というふうになりたいです。
■コミュニケーションを大切に
小さいころから私は目的意識がはっきりしていました。自分はこうしたいとか、こうなりたいと決めたら、その実現の方法を良く考えつつも、勢いで実行していたと思います。
そのためにはものおじしない、好奇心がとても旺盛な性格が良かったのでしょうね。初めてのところに積極的に出掛けていき、そこでいろいろな人々に出会い、世界を広げてきました。
出会った人とコミュニケーションする上では、いろいろな面から多くのことを考えています。たとえば、私は4人姉弟の中で育ったので、人間関係では真っ向からことばを交わすよりこういう風に言った方が気持ちが伝わり易い、話しを聞いてもらえるということが感覚的にわかったのかもしれません。
ある種、計算高いとでもいうんでしょうか(笑)。また、自分の見せ方にも気を使っていると思います。人とのかかわりにはいつも細やかに気を使うことを大切にしていますが、わたしのキャラクターでそれも結構おおざっぱにやっています。
さるプロを始めたばかりの頃でしたが、1997年にデジタローグギャラリーという、デジタル作品を発表するギャラリーの草分け的存在の会場で「フォントパビリオン展 01」が行われました。若い世代のデザイナーが数人参加して、それぞれが制作したフォントデザインが紹介されたのですが、その展覧会に出品しないかと誘ってもらいました。まだフリーのデザイナーに成り立ての頃でフォント制作の経験はありませんでしたが、「さるころ」という若い女の子として目をつけてくれたのでしょう。
私は、こんなふうに女の子だからと取りあげてくれることには、素直に喜びます。「女だからという目で見ないで」とは思いません。なんでも、前向きに受け入れます。無理をしたり、肩肘を張っても、なんのいいこともない、と思っています。
この展覧会で集まったフォントの中から選抜されてCD-ROM「フォントパピリン」にも収録されました。私の世界観をアピールして、認めてもらえたと確認出来た記念の展覧会です。
■仕事は学生時代から始めました
私はおしゃべりが大好きなので、仕事で自分の世界や、考えを伝えられる、プレゼンテーションできることはとても楽しいです。だから今の仕事は、とても自分に向いているんだと思います。
女子美短大の頃から「ペッパーショップ」で、フリーペーパーやインディーズマガジンの編集、デザインをしていました。卒業頃にはやりたいことがはっきりしてきたので、卒業してわりとすぐに自分の事務所「さるプロ」を作りました。仕事はそれまでもしていたので、独立は自然なことでした。
普段、特別に営業活動ということはやっていませんが、自分の名刺代わりのフリーペーパーを作っています。いろいろなところで知り合った人に自分の仕事やキャラクターが載っているフリーペーパーを渡すと、「それじゃあこんな仕事やってみない?」という感じで新しい仕事をいただいたりして、仕事は人とのつながりのなかから生まれてきます。
■Macとの出会い
私には双児の弟がいます。中学生の時に弟がパソコンを買ったのですが、私には触らせてくれませんでした。悔しかったので「そのうち自分で買う!」と言うと「絵を描くならMacだよ」と言ったのです。それから数年、お小遣いやお年玉を貯めて、高校3年生の時(女子美付属高校でした)に、自力でマッキントッシュをゲットしました。ちょうど手に入り易い機種が出はじめた頃で自分で買うことができました。しかし、女子美でもまだコンピュータグラフィックスの授業は少ないころでした。
高校は女子美の附属でしたから周りはみんな絵がうまくて、もの作りに長けていました。細かい手作業があまり好きでなかった私にとって、モニター上でなんでも出来てしまうMacはすばらしいツールでした。使い方の応用や発想は私の性質にとても適していたのだと思います。こんな手先の不器用な私でもプロの仕事ができるのはMacがあるからこそです。Mac様々といっても過言ではありません。
小学生の頃、マンガを描くときに一番嫌だったのが「枠線引き」でした。私はうまく定規が使えなかったので、マンガの枠がきれいに引けなかったんです。それができないばかりにマンガ家の夢を断念したと言っても過言ではありません(笑)。今は枠だけMacを使い、プリントしてから絵はペンで描いたりしています。
Macは利用するほどに可能性を感じます。でも、近ごろはコンピュータでだれでも簡単にある程度のデザインが出来てしまいます。そのことは良いことですが、「これくらいでいい」と、価値基準が下がることは心配です。自分自身では親しみ安く、よりよいモノを作っていきたいと思っています。
■かわいい
私は一貫して“かわいい”ものを作りたいと思っています。一般的にいわれるカッコいいものは、それはそれで素敵なのですが、自分が作ろうとは思いません。「かわいさ」って何か? と考えると「つけこむ隙」なんじゃないかと思うんです。ものすごく完璧なものって、カッコイイけど親しみにくいですよね。でもそのカッコイイものに一瞬隙が見えたりしたら、とたんに「かわいさ」が出ると思いませんか? 完璧になりえない隙間のようなところに、かわいらしさを感じるのです。
私自身は、「毎日中学生新聞」にかわいい感じのキャラクターのマンガを書いています。「かわいい」キャラクターを目指しているハズなのに、気が付くと妙に世知辛かったり、えげつない目に合わせてしまうんですよね。中学生対象のマンガででこんな話でいいの? と、自分自身の毒素みたいなものがにじみ出てしまってるようで落ち込むのですが、やっぱり「完璧にカワイイもの」なんて、つまらない。だからと言って「カワイくて毒っぽい」を目指してもあざとい。この辺のバランスは非常に難しいです。ずっと私の創作のテーマでもあります。
■ポジティブ
私はいろんなことをやっているから、実は見えないところで失敗も多いのです。でも、いつもポジティブに前向きでいたいですね。
女子美アートミュージアムで「Ten Colors」という女子美卒業生の若手クリエイターを紹介する展覧会に出品しましたが、在業生へのコメントとして「モノを作るにしても、理想をもって生きるにしても、具体的なイメージを持つのが大事。目的地を明確に。」と話しました。今の私にとって、目的地はそんなに先のことではなく、多くの知識やものや経験を持った素敵な30代の大人の女性になることです。
仕事に頑張っているから結婚なんて考えないという人もいますが、私のテーマは「恋も仕事もサクセス!」なので、仕事も、家庭も手に入れたい。と思っています。欲張りなんですね。私が“さるころ”として生きるには全て欠かせません。さるころとして必要な全てを手にするのが夢なんです。その実現のために、ポジティブなイメージを持って日々頑張っています。
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