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| この作品を見た子供が大喜びで箱を開け、中のチョコレートバーを食べてしまった後、チョコの賞味期限が2年前に切れていたことに気付きました! |
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とにかく子供のころから本が好きだった。読むのが好きというよりは、ページに印刷された文字のかたちやインクのにじみがうれしい。買ったばかりの本を開いてみては、印刷や紙のフレッシュなにおいに魅せられていた。今でもかばんの中やベッドのそばに一冊はないと落ち着かないありさまだ。本というオブジェ自体が好きだと困ることもある。例えばページを開いて読みはじめる...すると今度は次に何がおこるんだろう?と、続きが気になって仕方がなくなってくる。つまり本を読むスピードが興味についていけないというか、しまいにはパラパラ終わりのほうのページをめくってみるが、結末を知ってしまうと全く面白くなくなってしまうので、いけない、いけない、と本を閉じたり開いたりするうちに、ページの束の持つ触感にはまってしまい、今度はその閉じたり開いたりという動作だけに時間が費やされてしまうのである。というわけで、どうせなら本を自分で書いて印刷して製本して、しまいには箱なんかに入れてしまおうと始めたのがブックアートなのである。本の中身は「ページをめくるごとにだんだん埋まってしまう釘人間」といったようなたぐいの、とるに足らないジョークである。週末を一般公開の印刷スタジオで過ごしたり、地元ウィンブルドンの友達と共同製作をしたりしてはいるものの、そればかりに集中できないのが現状である。でもたくさんの人々が応援してくれるので、製本スタジオで働くかたわら、今後、もっとおかしなブックアートを製造していきたいと思っている。 |