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Ronmandos
Gallery〈Rotterdam〉のブース
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秋の果物も種類が豊富で、美味しいです
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鋭意制作中・・・
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11月になり申し合わせたかのように、突然、渇いた風と灰色の空がやってきた。「欧州の冬は、長くて厳しいよ」という話は友人たちから聞いていたが、ようやく実感をもってその冬の気配を感じているところだ。
ほぼ毎月のようにパリでは、芸術に関するあらゆる催しが各所で企画されており、10月にはTfiacUというコンテンポラリーアートの大規模なギャラリーフェアがパリの中心で行われた。会場は今年改装オープンしたばかりのグランパレと、ルーヴル美術館敷地内に設置された仮設会場の二カ所で、入り口で入場制限が行われるほどの混雑ぶりであった。フランスを中心としたコンテンポラリーを扱う世界各地のギャラリーが各ブースで展示販売を行うというもので、コンテンポラリーアートといういわゆる広く親しまれていないであろうと予想できる分野でありながらも、会場ですれ違う来場者の年齢層は意外に幅広いことに驚いた。手ぶらで近所からつっかけでふらり来てみました、というような珍しい風情のフランスの御婦人が、オランダのギャラリーのフランス語の話せないギャラリストに、必死で質問を浴びせている先の見えない場面に遭遇し苦笑しながらも、「知らないこと」を恐れずに好奇心と興味によってのみ行動するその女性を逞しく思った。また、若い人たちが「これ、いくら」だとか、「このアーティストの作品、他のも見たいんだけど」等とギャラリストと軽やかに言葉を交わしあっているのを耳にして、いわゆる「お金持ち」のお金の使い方が、私の国の状況とは少し違うのかもしれないと考えた(実際の売却の有無は定かではないが)。こちらの人たちは、日常生活のなかの「飾る」ということに大変興味をもっているように思う。衣食住に基づく全ての要素に関していえると思うのだが、住環境を「飾る」習慣というのはかなり強く、そういった「飾り」の要素としてアートを暮らしの中にとりいれる人が多いようだ。このような購買層が多いためなのかは私の憶測だが、TfiacUでは写真やヴィデオ、インスタレーション等様々な媒体によるアートがある中で、圧倒的に絵画等の平面による作品が占めていたのは驚いた事である。
このアーティストは誰だとか、コンセプトは何なのかという問いにたどり着く前に、まず「この作品を、部屋に飾りたいか」という視点で作品を眺める楽しみを知る機会であった。絵画をどのような視点でみるか、あるいは体験するかといのは、作品と鑑賞者のそれぞれによるものである。例えば図像や物語、史学に関する視点とあわせて読み解いたり、今日の社会に関わる事柄と関連づけてみたり、あるいはより個人の感覚に基づいた「感じる」ことから作品世界に入ってみたりと様々なレベルでの鑑賞体験の方法があるなかで、美術館やギャラリーで「飾りたいかどうか」という視点で作品を眺めてみるのもまた、作品を別の感覚で楽しむ事ができるひとつの方法であろう。
滞在も8ヶ月が過ぎ、いよいよ1月終盤から予定している個展に向け集中を高めなければならない時期になり、瞬く間に間に過ぎていった日の長い夏を惜しむようである。
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